徳島市国府町で自然素材+高性能な建物を建築中です。
少し前のことですが、基礎工事のレポートです。
この建物は木造では安全性のレベルが一番高い「許容応力度計算」で耐震等級3の耐震性能を担保されています。
よって、基礎も適切に計算によって安全性が確認されています。
残念ながら、「仕様規定」や「性能評価計算」では基礎の強度について計算が求められていません。
性能評価(品確法)で耐震等級3といっても、スパン表で基礎の設計がされている場合は、その建物の条件にあった計算がされているわけではなく、スパン表から選ぶ方式です。
よって、計算がされているわけではないため、その安全性が確認されているとはいいがたいものがあります。
許容応力度計算だと、「建物にかかる力(地震や建物自体の重さ等)>材料の強度」というのが、各部分で確認されているので、そのコンクリートや鉄筋が採用されている根拠がはっきりしています。
↑の写真を見ていただいても、人通口がある場所には地中梁を採用して強度を担保しているのがみてとれます。
また、縦筋(せん断補強筋)に適切にフックがついているのも、適切な基礎になっている一つの現れと思います。
仕様規定でも求められているフック、ついている現場意外と少ないのです。