牟岐町の家、上棟しました。
先日準備した、胴差廻りの先貼りシートが見えます。
上棟を予定していた日は、雨でした。
弊社では、品質を確保するために、構造体を濡らすことはしません。
構造体を濡らしてしまうと、木材や合板類に水分が吸湿してしまい、初期型結露を引き起こす可能性が高まります。
初期型結露は建物の耐久性を著しく損ないます。
上棟日は延期して、晴れの日を選んで上棟しましました。
この建物は桁上断熱です。
桁の上に24㎜の構造用合板を貼り、建物を固めます。
その合板の継ぎ目には気密テープを貼り、気密をとっていきます。
その上に更に防湿気密シートを貼ります。
防湿気密シートは、結露を抑制する可変透湿型の気密シートを使っています。
その上にグラスウールを21センチ敷き詰めて、断熱していきます。
この程度断熱材を入れると、夏場2階で屋根からの厚さを感じることはほとんどなくなります。
一日の作業が終わると、厚手のブルーシートで雨に濡れないように全体的に養生します。
雨予報がなくても、突発的な雨が降ることもあるため、念のために養生します。これも品質を保つためです。